【アメリカ】 新人マネージャー板ばさみオフィス日記 【就職】 -9ページ目

アメリカ流(?)名刺の渡し方

今日、新規の取引先の方がうちのオフィスを訪問してきた。
日本向けのプロジェクトの件でだったけど、今日の方はアメリカ人。

いつも、日本を含めた海外向けのプロジェクトを担当している私にとって
自分のクライアントさんが実際にオフィスを訪問なんて、めったにない。

・・・というか、これが初めて。
いつもクライアントさんとは電話でのコミュニケーションなんです。

そんなわけで今日はてんやわんや。






で、無事会議も終了。ほっ。
リチャードギア似のけっこうかっこいい方でした。(笑)


今日学んだこと。
それはアメリカでは名刺は「相手の手からもぎとるもの」だということ?!


もちろん日本では名刺交換から全てがはじまる。
いや~、相手はかなりおエライ方だし、私はしっかり自分の名刺を握り締めて待機してたんですよ。
で、リチャードギア登場の瞬間に歩み寄って、簡単な挨拶と同時に丁寧に両手で名刺を差し出し。

ところがところが、そんなことをしていたのは私だけ。
席について、自己紹介して、それからやっと名刺交換が始まったのだ。。。
「ほ~らよっ」とばかりに自分の名刺を差しだし、「ん、あんがと」ってなかんじで相手の名刺を手からもぎ取る。
まるでメモ帳の受け渡しのよう。
どうりであの時リチャードギアもとまどってたわけだ。

いや~仕事二年目にしてやっとこんなことを体験なんて、私ってば今までなにやってたんだ。。。

毎朝プールに通う

アメリカ人は例外なくジム好き。
今までジムの会員カードを持っていない人をほとんど見たことがない。

が・・・私は生まれつき極度の運動音痴。
トレッドミルをやればすぐ気持ち悪くなるし(目が回る)、エアロビクスのクラスを取った時は5分でダウン。
ヨガをやってみても体が硬すぎてダメ。(涙)

もちろん屋外のジョギングなんてもってのほか。
マラソン大会でビリグループでのろのろと走っていた中学の時の思い出がフラッシュバック。

そんな私が唯一人並みにできるスポーツが水泳。
4歳の時から4年間スイミングに通って「息継ぎクロール」まで上達しなかったという経歴もちだが。(笑)
ただ今ではかなり泳げるようになったので、近くのYMCAのプールに通っています。
地味なところだけど、月40ドルでプールもジムも行き放題は結構お買い得。

このプール、朝は5時半から、夜は9時半まであいてる。
一番いいのが朝6時半から7時過ぎまでのひと泳ぎ。
シャワーを浴びて、コーヒー買って会社へ。
で、昼過ぎに眠くなる。(笑)


ただひとつ問題が・・・塩素強すぎ。


今まで1年間で何枚水着をだめにしたか・・・。(←穴が開く)
髪もかなり茶色くなったし。

ヤマハ電子ピアノ

プチ貧の私としては清水の舞台でした。
ヤマハの電子ピアノを今日ついに購入♪(写真⇒)
800ドルちょい(税込み)でした。
車に続き、人生2番目の大きな買い物でしょうか。

「ま、日本製だし壊れることはないでしょ」と思い、保証はつけず。
それに1ヶ月は返品可だし。
ヤマハはこっちでもかなり信頼されているブランドみたいです。

ギター(クラシック)も初めてまだ半年くらいなのに、こんなの買っちゃって。。。
どっちつかずにならないようにしなくちゃ。


それでは、そろそろピアノの練習してきます。。。

アパートの下に住んでる中国人のカップルが、かなり音に敏感なので気をつけないと。
よく「テレビの音がうるさい」と文句を言われるのです。
私はフツーの音量で、しかもあんまりテレビは見ないのですが。。。
ま、アパートの壁が非常に薄い、ということにしておきます。


アメリカで職につくまでの経緯

「2年間学校行って、そのあと1年で職務経験をつけて日本に凱旋帰国♪」と勇んで渡米した私。
未熟でしたよ、世の中そんなに甘くない。


しょせんTOEFLの教科書英語しかできなかった当時の自分。
最初の二年は学校の授業についていくのでいっぱいいっぱい。
落第点もいただきました。。。(恥)

しかもテロの影響で卒業時には最悪の就職難。
それに加えてビザや言葉の壁。
何度面接を受け、何度「ごめんなさい」の返事をもらったことか。。。(涙)


時だけはさっさと過ぎ、あいかわらず私は職探し。
その間にあらゆるバイト先を転々としました。
受付嬢、事務、在宅ワーク・・・etc

一番つまらなかったのが美術館のコート置き場の受付。
お客さんもあんまり来なくて、ヒマで寝そうでした。(笑)

で、そうこうしているうちに、だんだん両親にも申し訳なく思えてきて。
とはいえ一度「就職してやる」と言ったついで、今さら引き返すわけにも行かず。
でも何も見つからず、このままアメリカ撤収かしらと思い始めた矢先・・・


ふと求人サイトで見つけたこの仕事ですんなり採用♪
ウキウキで契約社員から始めました。。。。


が。


実は面倒なことに正社員じゃないと滞在ビザが下りない。(←アメリカ移民法)
しかも私が当時持っていたビザはあと1ヵ月半で切れる!

で、入社2週間目に頼み込みました。部長に。「正社員にしてくれ」と。
今思えば勇気ある行動と言うか、なんと言うか。世間知らずと言うか。


結果は、めでたくオッケー♪
結局ビザが正式に下りたのは、それまでのビザの失効三日前。(あやうく強制送還?)
1年の職務経験どころか、1年かけて仕事探してました。


団体賃上げ交渉・・・?

私のグループは日本人を中心としたアジア人で構成されている。
そのほとんどが契約社員。
で、この度どうやらこのグループ内で春闘が始まるみたいです。

私は賃金などを決める立場にはないので、部長(アメ人)に直訴するらしいです。
ただ、正社員の私はまったくこれには関係なし。部外者です。

・・・でもいやな予感がするんですよね~。

うちは契約社員の時給は悪くないし、待遇も(保険がないのを抜かして)正社員と変わりないし。
ただ・・・昇給はほぼありえない。
(その分、正社員みたいに成績などでゴチャゴチャ言われることは少ないが)
その他うちのグループ特有の問題を盾に、団体で結束して部長に頼みこむらしいのですが・・・。

1)それぞれの時給が微妙に違うこと
2)うちの会社がそりゃ~もう、めちゃくちゃケチであること
3)団体交渉なんて文化は、少なくともうちの会社にはないこと
(そもそも団体で交渉なんて嫌がられるに違いないと思うんだが。特にアメリカでは。)

・・・を考えると、交渉がうまくいくとは思えない。(悲)
一応みんなには助言したのですが・・・あとは幸運を祈るだけです。

部長への出撃がいつになるのかわからないのですが、今の私にできるのは見守ることだけ。アーメン。